小・中学生を中心に英検4級~2級までの対策レッスンをしています。レッスン前に一度、親子で面談をさせていただき認識をすり合わせするのですが、受験まで残り1ヶ月しかないときって意外と多いんです (((( ;゚д゚)))アワワワワ
今日はそんな受験前の方やお子さまのいらっしゃる方向けに1ヶ月しかないときにするおススメを書いていきたいと思います。
・・・の前に基本情報
例えば、英検2級(一次試験)を中学2年生の子が受けるとします。
通常、中学2年生では…
単語:~2000語に届かないくらい
文法:未来形の使い方や、助動詞(canとかmustなど)、to不定詞など
シンプルな文章であれば、andやbutなどの「接続詞」でつないで、長い文章を作ることもできます。
例えば、I want to go abroad and learn about thier culture.くらいは作れるレベルです。
これに対し、英検2級は…
単語:~5000語くらい
文法:高校卒業レベル
体系的に文章を作ることができ、受動態や仮定法などより複雑な文法を使って文章を読んだり、書いたりできるレベルです。
ということは、中学2年生が高校3年生までの単語・文法を学習するわけですから、それを
1ヶ月で受からせることがミラクルに近いことがお分かりいただけるのではないでしょうか (||゚Д゚)ヒィィ-
勉強する側もだいぶ頑張らないとだめですが、かなりしんどいと思います。
でもそうも言っていられないときの処方箋
もちろん成果保証はできませんが…私の経験からお伝えします。
まずは、下の配点表を確認してください。
注:2024年度からは問題数が変わります
3技能全て600点満点の配点ですが、どの技能にも基盤となる「語彙力」は必要ですので、単語を覚えることと問題数が一番少ないライティング問題(24年1月試験より2問になる)に狙いを定めましょう。問題数が少ない分、頑張れば600点に近い高スコアを狙えます。しかも、英検では3技能のバランスが悪くても合格しているケースも多いと聞いていますので、絞って学習することをおススメします。
2024年度からライティング2問に変わるので、リーディング問題数も変わります。
1.単語は覚えれるだけ覚えること
単語を知らなければ、そもそも出題文も読めないですし、予測も
できません。リスニングやスピーキングにも役立ちますので、音声
付きの単語帳を使い音で覚えるようにしましょう。旺文社さんの
「でる順パス単」シリーズがおススメ。
2.ライティングの「型」を覚えることと、理由と根拠が書けるように
しましょう。
「型」は、基本こんな感じです:
I think XXXXX.
I have 2 reasons.
First, XXXXX. For example, XXXXX.
Second, XXXX. If XXXX.
For these reasons, I think XXX.
XXXXの部分に自分の考えを入れていけばGood!
◇理由と根拠は2つともしっかり書く
例えば、お題が "Do you think it is a good idea for people to have a car?"
もし、賛成意見の立場で書くとしたとき、
理由を「いろんなところに行けるから」と書いたとします。これは日本語的には通じますが、電車でもいろんなところに行けますよね?
もう少し自分の考えを整理していきましょう。
「いろんなところに行ける」のは、「電車の通っていないようなところに行ける」という意味かもしれないですし、「旅行に行ったとき、車のほうが1日でたくさんの観光地に行ける」という意味かもしれません。
どの意味で自分は考えているのかをできるだけ言語化してあげるのが難しい部分ですが、過去問などの解答例などで慣れていくか、ライティングの先生に添削してもらうといいですね。
中学生までは特に日本語もうまく表現できないのが普通ですので、辛抱強く本人が腑に落ちるまでたくさん練習することが大切です。
ちなみに、難しそうに感じますが、どんなお題でもほとんどパターンが決まっていますので、量をこなせば、少し変えるだけで汎用性のある表現が身についてきます。
例えば、理由として"It's economical." "It's fun." "It's eco-friendly."などまずはシンプルな理由を書き、そこからWhen, if, for exampleなどの繋ぎ言葉を使い、話を展開させると比較的楽に書けるようになります。
今日はここまでBye for now!!
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